方向よりも距離感!ファーストパットを寄せて3パットをなくそう!
ところが、普段ショットの練習は熱心ですが、パットの練習はラウンド当日の朝、十数分ボールを転がす程度という人が大半ではないでしょうか?
シーズン中、毎日のようにプレーしているプロでさえ、4日間パットが決まりまくるなんてことはまずありません。
ましてや、月イチゴルファーが、スタート前にちょこっとボールを転がしただけで、バーディラッシュなんてことはありませんよね。
アマチュアの場合、いかに3パット、4パットのホールを減らすかということが、スコアメイクの上で最も大事なことなんですが、確実に2パット以内で収めるには何を注意したらいいのでしょうか?
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スコアのカギを握るファーストパット
どんなに素晴らしいパッティングストロークをしても、グリーンのアンジュレーションとスピードで決まるラインを間違って読んだのでは、カップインにはつながりませんし、しっかりラインを読み切れても、思った通りに打てなければ入りませんよね。
1ラウンドのトータルパットの数をいかに少なくするか、そのカギを握っているのがファーストパットなのです。
つまり、最初に打つパットの良し悪しで決まるのです。
こんなデータがあります。
個人の能力や普段のラウンドの数によって多少個人差はありますが、1メートル以内のショートパットは80パーセント以上の確率でカップインできますが、それが2メートルになると、カップインの確率は50パーセントになるそうです。
さらに3.5メートルから4メートルになると、20パーセント以下になるのです。
ファーストパットで2メートル以上オーバーしたりショートすれば、セカンドパットがカップインする確率が半分以下になってしまいますが、50センチ以内に寄せることができれば、セカンドパットを外すことは、ほとんどなくなるのです。
そして、もうひとつ知っておいてほしい事実は、ほとんどのゴルファーが7〜8メートルのパットを打った場合、左右に2メートル以上外すことはあまりありませんが、2メートル以上ショートしたり、オーバーしてしまうことはよくあるということです。
ファーストパットをアバウトに打ってはいませんか?
言葉を変えて言うなら、アバウトに、あるいはテキトーに打っているのです。
つまり、ファーストパットの重要性が理解していないのです!
1ピン以内の短いパットは別にして、ファーストパットでは距離に集中することが、スコアメイクのキーポイントであることを理解できましたか?
プロゴルファーたちの定番レッスン、「カップを中心に半径50センチ、つまり直径1メートルの円をイメージして、その中にボールを止める」というようなものを誰もが一度は読んだことがあるかと思いますが、まさにこのことなのです。
練習グリーンでの距離感の合わせ方
スタート前の練習グリーンでは、5、10、15メートルくらいの距離を、できるだけ平らなラインで練習して、グリーンのスピードとフィーリングを頭と体にインプットさせることです。
スタート前はカップインを優先させる練習ではなく、一番の目的はタッチを確認することなのです。
速いグリーンであれば、下りのパットはどんなスピードになるかもチェックしておくといいでしょう。
パッティングをする時には、アドレスに入る前、ボールの近くに立ってカップを見ながら素振りをして、距離感(ストロークの大きさとボールのスピード)を合わせるのが一般的です。
また、目をつぶって感覚を合わせるなんて方法もあります。
ロングパットの場合、カップまでの距離を合わせた素振りをするだけでなく、小さなストロークから徐々に大きくしながら、必要な距離のストロークを見つけるという方法も有効です。
例えば、20メートルのパットであれば、10メートル、15メートル、20メートルと少しずつ距離を設定し、それぞれの距離に合わせた素振りをして、相対的に20メートルの素振りの感覚を確認するという方法です。
上りや下りのラインをチェックするには、例えば10メートルの下りのパットでは、平らなラインに換算して、7メートルの感覚で打とうとか、上りの5メートルなら7メートルの感覚で打とうといった具合に、平らなグリーンをイメージして、距離感を合わせるという方法も有効でしょう。
どうです? ファーストパットの距離感が最も大事なポイントであることを理解したでしょうか?
けっしてアバウトに打ってはいけませんよ。
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