井戸木鴻樹&新井貴浩のゴルフ化学変化(11) ガードバンカーからの脱出

スポニチアネックス

【スポニチ】

今回はガードバンカーからの脱出がテーマです。持ち前のパワーで、出すだけなら苦手意識はないという新井貴浩氏ですが、できればピンに寄せたいとのこと。井戸木鴻樹プロによれば、実際の距離に対して2倍の距離を打つことがコツになります。

成功するにはボールの位置も重要になります。早速、脱出の極意を聞いてみましょう。進行役はティーチングプロのジミー常住氏が務めます。

元広島&阪神の新井さんがガードバンカーからの脱出法に挑戦

常住 新井さんはバンカーショットに対して苦手意識はありますか?
 
新井 意外とないですね。スイング軌道がアウトサイドイン気味なので、出るときは結構出ると思います。

井戸木 安心してボールの手前をダフれるからじゃないですか?(笑)

新井 おっしゃる通りです。

常住 それでは一度打ってもらいましょう。

新井 はい。あれっ、思ったより距離が出ませんでしたね。

井戸木 言い忘れましたが、ここのバンカーの砂は深くて重いので、しっかり打ってください。

新井 しっかりですね。おっ、今度は距離が出てくれました。

井戸木 打ち方もいいですし、新井さんはバンカーショットが得意なようですね。

井戸木プロも絶賛のバンカーショットを見せる新井氏 【スポニチ】

新井 ありがとうございます!

常住 バンカー内の砂質を判断するにはどうしたらいいのでしょう?

井戸木 アドレスするときに、足の裏から感じるしかありません。同じゴルフ場でも砂が深いところと浅いところがあるので注意したほうがいいでしょう。

新井 バンカーショットの距離感で気をつけるポイントはありますか?

井戸木 基本的に実際の距離に対して2倍の距離を打つつもりでスイングしましょう。20ヤードの距離なら40ヤードを打つイメージです。多少砂を厚く取ってもランが多く出ますし、薄く取ってもスピンがかかって止まるので、結果的に距離に差が出ません。まずは勇気を持って2倍の距離を打てるかどうかが大切です。

新井 なるほど。

常住 新井さんは成功しましたが、アベレージゴルファーでもバンカーから脱出できる打ち方を教えてください。

井戸木 まず、ボールの位置はスタンスの中央です。ボールの3センチほど後ろにクラブヘッドを下ろすので、真ん中よりも右に置くとボールを直接ヒットするし、真ん中よりも左に置くと砂を多く取りすぎてしまうためです。

ただ、女性はパワーが小さい分、砂を薄く取ったほうが距離を出せるので、真ん中よりも少し右に置いた方がいいでしょう。

常住 クラブフェースはどれぐらい開けばいいですか?

井戸木 フェース面が目標の2〜3メートル右を向くぐらいに開きます。その際、スタンスのラインが目標の2〜3メートル左を向くように構えるのがポイントです。あとは左足に体重の6割を乗せて構えたら、体の軸をキープしたままクラブを上げて下ろします。

体の軸をキープしたままクラブを上げて下ろす 【スポニチ】

他のショットやアプローチと同じように、バックスイングで開いたフェースをインパクト以降に閉じていきます。
ダウンスイングで体が目標方向に突っ込んだり、伸び上がったりしないように気をつけましょう。

(取材協力=兵庫・小野東洋ゴルフ倶楽部)
 
 ◆井戸木 鴻樹(いどき・こうき)1961年(昭36)11月2日生まれ、大阪府出身の60歳。豊川中(茨木市)3年時に日本ジュニア優勝。中学卒業後に研修生となり82年プロテスト合格。93年新潟オープンなどツアー2勝。ショットの精度に定評があり、01年以降7度フェアウエーキープ率1位となる。〝元祖日本一曲がらない男〟。13年全米プロシニア選手権で優勝し、日本男子初のメジャー覇者に輝く。

 ◆新井 貴浩(あらい・たかひろ)1977年(昭52)1月30日生まれ、広島市出身の45歳。広島工高―駒大を経て98年ドラフト6位で広島入団。05年に43本塁打で本塁打王。08年阪神移籍。11年に93打点で打点王。15年広島復帰。16年に通算2000本安打、通算300本塁打をマークしリーグVに貢献。MVPに輝く。日本代表の侍JAPANでも活躍。18年引退後にゴルフを始めベストスコアは87。

 ◆ジミー・常住 本名・常住治臣(つねずみ・はるおみ)1981年(昭56)12月15日生まれ、東京都出身の40歳。日本プロゴルフ協会(PGA)会員。
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