プロテインって作り置きしたらダメ?マッスルデリ管理栄養士が解説

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 体を鍛えている筋トレ民も、細くなりたいダイエット民も、時には食べすぎ、飲みすぎることもあるでしょう。どうやったらリカバリーできるのか。ボディメイクを食事面からサポートする「Muscle Deli(マッスルデリ)」の管理栄養士・瀧川みなみさんに、よくあるギモンを聞いてみました。

 筋トレやランニングユーザーに欠かせないプロテインドリンク。トレーニング後に飲めるよう、あらかじめ作り置きしている人もいるかと思います。また、朝起きてすぐ飲みたいなどの理由から、前日に作って冷蔵庫に入れているパターンも。

 しかしこのプロテイン作り置き、味や品質の劣化などに問題はないのでしょうか。

Q.プロテインを毎回作るのが面倒なので、前日などに作り置きして冷蔵庫に入れています。デメリットはあるでしょうか。一晩ならセーフ、数時間以内なら……など、気をつけるべきポイントはありますか?

 基本的にプロテインは作り置きしないことをオススメします。都度1回の摂取量を調合し、できるだけすみやかに飲みきりましょう。保管も一時的なものと考えてください。なぜなら、衛生的な観点から「作り置き」はリスクが高いからです。

 食品中において、食中毒のもととなる菌やウイルスが増殖しやすいと言われている条件は「温度」「栄養」「水分」の3つが関係しています。

 まず「温度」について、一般に菌やウイルスが増殖しやすいと言われている温度帯は10〜60℃くらいと言われています。次に「栄養」に関して、人が生きていくうえで栄養は大切ですが、それは細菌たちにとっても同じことが言えます。栄養が豊富な環境下であればあるほど、細菌が増えやすい条件がそろっていると考えてください。3つ目の「水分」ですが、適度な水分や湿度があると、やはり菌やウイルスの格好の増殖環境となりえます。

 粉状のプロテインは、使用前であれば「水分」がほぼない状態で保管されているため、菌の繁殖は起きません。ですが、シェイカーなどで水分と一緒に混ぜられた瞬間から、菌の増殖がスタートします。しかも、プロテインはいわば「タンパク質」の塊。菌が増殖するのに十分すぎるくらいの栄養素がふくまれています。

 プロテインを調合してから増殖スピードを遅くするためには、大前提として清潔な容器を使用し、作ってからすぐに飲めない場合は冷蔵庫で保管しましょう。
ジムに持っていく場合
 ですが、先述の温度帯に関係なく増殖する菌・ウイルスもいるため、安心はできません。

 たとえば、プロテインを調合してジムのトレーニング時に飲むといった場合には、できるだけ先述の増殖温度帯を避けるような工夫を心がけましょう。保冷バッグにいれる、氷も一緒に入れておくなどです。

 作り置き以外のプロテイン摂取方法であれば、スーパーやコンビニなどにあるプロテイン飲料やプロテインバーをストックしておくのがオススメです。こちらであれば、商品に記載されている賞味期限のなかで保管でき、スピーディーなプロテイン摂取が叶うでしょう。

 カラダづくり、健康維持のためのプロテイン摂取がかえって健康を損なうことがないよう、食品衛生的な面からも考えてみましょう。
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