飛びも進化した「TOUR B X/TOUR B XS」、フェースへの乗り感でピンを狙う!

GEW(月刊ゴルフ用品界)

【GEW - ゴルフ通に刺さる最新ギア情報メディア】

ブリヂストンスポーツは『TOUR B X/XS』ボール(オープン価格)を2年振りにリニューアルして発売した。今作のテーマは「乗り感」。

新開発の「リアクティブ iQ・ウレタンカバー」に加え、コアを改良したことで前作以上に「飛んで止まる」ボールに進化している。

そこで、「ギアの賢者・ソクラテス永井」こと永井延宏プロが2種類のボールを試打。その特徴を解説する。

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アプローチショットで「乗り感」を検証

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今作のボールは「乗り感」がテーマということで、まずはアプローチショットでテストしてみました。まず率直な感想として、『X』も『XS』もツアーボールとして、しっかりスピンの効いた低めの飛び出しを体感できます。その中で2つのボールにはそれぞれ特徴の違いを感じました。

最初に『X』ですがボールがフェース上に長く乗っている感じがあり、若干高めに出てスピンでボールが止まるような弾道になります。一方、『XS』はフェースに食いつく打感で、若干低めに出るような弾道ですが、グリーン面へのファーストコンタクトでしっかりしたバイト感(食いつき感)があり、「キュッ」とボールが止まりました。

ピンポン球とスポンジボール

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両ボールともフェースに長く乗っている感覚がありましたが、その「乗り感」の違いをピンポン球とスポンジボールで説明したいと思います。

『X』はフェースにボールが乗っている時間が長く、スピンがかかりながらも『XS』に比べるとやや高めに打ち出される印象です。ピンポン玉のように良い意味で球の勢いを抑えられた弾道とスピンでボールを止められます。

一方『XS』は、『X』に比べてフィーリングとしては軟らかく、ボールを潰せるのでフェースとの摩擦が大きくなり、弾道としてはスポンジボールのように若干低めに出てスピンでボールが止まります。

両ボールともフェースへの「乗り感」という共通キーワードと、ツアープレーヤーが好む低い弾道とスピンの効いたボール性能を感じつつも、その中でもしっかり開発コンセプトの違いが見て取れると思います。

ドライバーショットで飛びを検証

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私の中でブリヂストンのボールはディンプルの構造が印象的です。ディンプルが描く空力構造はおそらく翼のようなイメージを狙っているのではないかと思うのですが、先日の冬季五輪のスキージャンプのように落ち際がスーッと前に伸びていくような美しい弾道の飛び姿をもたらしていると思います。

今作もダブルディンプルのような構造が見て取れますので、従来のブリヂストンのボールに共通する安心感があります。

まずは『X』ですが、打った瞬間自分の視界の中で前にビューンと突っ込んでいくような球の強さを感じました。高い打ち出しで一気に頂点に向かっていきつつ、落ち際はアゲインストの風に負けない前への推進力が見られます。

一方、『XS』ですが、アプローチショット同様『X』に比べて低めに飛び出しましたが、途中でめくれるように頂点に進んでいき、そこから再び前に伸びていくような弾道でした。『XS』の方が弾道に落ち着きがあるので、左右や高低の打ち分けなど、より自分で球筋をデザインするのに適していると言えそうです。

まとめ

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両ボールを試打しましたが、コアとカバーのマッチングの良さが見えてくるボールだというのが率直な感想です。

両ボールともツアープレーヤーや上級者のニーズを満たすボールですが、その中でも『X』はより直線的なコース攻略やボールの上がりやすさを求めるゴルファーが対象、『XS』は球の高低、左右、スピン量などをより自分でデザインしたいゴルファーが対象になってくると思います。

とは言えその棲み分けに囚われず季節や体のコンディションによって2つのボールを使い分けてみるのもありだと思います。

【永井延宏プロ】
1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞。
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著者プロフィール

GEW(月刊ゴルフ用品界)

1978年2月創刊のゴルフ産業専門誌「月刊ゴルフ用品界」(GEW)を発行。2000年5月から影響力のあるコアゴルファーを対象にネット情報を発信するウエブサイト「GEW」を立ち上げた。各種業界団体と連携、ゴルフ市場活性化への活動も推進中。

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