藤田寛之、あのミスショットの裏側を激白!柔らかく上げる球はどう打つべきか?『トッププロレッスン K's STUDIO』【第2話をスポナビDoでちょい見せ公開!VOL.1】

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深堀圭一郎がゴルフ界を代表するトッププロの素顔とテクニックに迫る新番組『トッププロレッスン K's STUDIO』。

2012年ダイヤモンドカップ最終日、首位の藤田寛之プロがまさかのシャンク。柔らかく上げる球を打ちたかったという藤田プロ。今だから話せるあのミスショットの裏側、そして柔らかく上げる球はどう打っていくか?を実践解説してもらいました。

『トッププロレッスン K's STUDIO』は毎週土曜日更新。今回は第2話をスポナビDoでちょい見せ公開。

シャンクでOBが出た時のショットの裏側

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深堀プロ:
今回のキーワードは「あの時の一打」です。僕の印象としては、40歳を超えてどんどん勝ち初めてどんどん強くなっている時に、2012年のダイヤモンドカップでシャンクを2回したでしょ?

藤田プロ:
あっ、しました。

深堀プロ:
そして、優勝したでしょ?

藤田プロ:
はい。

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深堀プロ:
なんであれだけ良い人が、それもパチンというシャンクでしたよね。

藤田プロ:
OBしましたもんね。

深堀プロ:
普通は出ないんですよ。

藤田プロ:
優勝争いをしている人はそうですよね。

深堀プロ:
たまたま上位に来てる人ではなく、上位争いを常にしている人が、あんなシャンクのOBを打つことないですよ。あれは何だったんですか?

藤田プロ:
状況がセカンドショットで9番アイアンを持っていて、打ち上げだったんですよ。風は右からのフォローが吹いてまして、足元の状況も少しツマ先上がりだったんです。ピンが右で、グリーンの形状は右エッジから下り傾斜で、ボールがどんどん左に行く条件が盛りだくさんのイメージで、いつもの自分ならフェースを閉じて上から潰すような感じで打つのですが、その時は、ちょっとソフトにランディングしたくて、少しフェースを開いて、インからふわっと風に乗せて、ピンにアプローチしていきたかったんです。慣れない動きだったのでしょうか、ちょっとネックが出てしまってシャンクになってしまいました。

深堀プロ:
バントのつもりがバスターしたらシャンクしちゃった感じですね。

藤田プロ:
ちょっと手が強く出てしまいましたね。

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深堀プロ:
ただ、レベルが高いからこそやれる可能性があって、ちょっとやってしまったミスだと思うんですけども、さすがに自分でも驚いたでしょ?

藤田プロ:
それが意外に自分では大丈夫だったんですよね。その当時、キャディの梅原くんの方が動揺しちゃってて、確実にOBの中に入って行ったのが見えたので、彼が慌ててボールをガサガサしている印象が強くて、自分は「出ちゃったものはしょうがない」と変に落ち着いてるところありません?

深堀プロ:
そうだね。やっぱりゴルフのクオリティが高いところにあるから、1回のミスは動揺するというよりは、やってみたいことが、これは違うのかな?とパッと解決できたのでしょうね。

藤田プロ:
それはあったかもしれないですね。

深堀プロ:
21年にそのミスをやってたらバラバラになってたでしょ?

藤田プロ:
21年は何でそのミスが出てるのかわからなかったと思います。フックになる状況で柔らかいボールを打ちたいから手が出てしまって、やらなきゃ出ないということがたぶん自分の中にあったんだと思います。

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深堀プロ:
うまくいってたからこそできたことで、できないことを最高のクオリティを求めてやってみた結果だと思います。でもちゃんと優勝するんだからいいよね。それで、ズボッと落っこっていってたら、心の傷になるからね。自分なら左に逃げるだけ逃げるかもしれないです。その当時は状況が違うけども、こんな感じで打とうと思ったという事と安全な打ち方の2つを見せてくれない?プロって、インパクトのポイントを微妙に変えて球を打ち分けているんですよ。

藤田プロ:
当時と同じ9番アイアンで打ってみます。

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深堀プロ:
135ヤードくらいですね。ちょっとツマ先上がりでピンが右で右からの傾斜をイメージして。

藤田プロ:
柔らかいボールを打ちたいので、インからアウトに振りたい感じだったんですね。柔らかいボールで、右からの風で戻ってくるイメージです。自分にとっていつもと逆の動きです。

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深堀プロ:
インからロブショットを軽く打つ動きに近いですね。その時に手が出すぎた感じ?

藤田プロ:
そうですね。少し手が出てしまって雰囲気が出すぎたと言いますけど、手さえ抑えておけば、左に行く可能性はあるけど、シャンクは出ないです。

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藤田プロ:
手を抑えるとこんな感じです。

深堀プロ:
確実にクラブの入りと軌道が違いますもんね。2012年のあの時と同じ状況だったら、今の球を打ちたいですか?

藤田プロ:
今だったら、左に打つかもしれないですね。左にスライスで右からの風にぶつけるかもしれないです。

深堀プロ:
当時なんでそのショットを打ちたくなってしまったのですか?

藤田プロ:
おそらく調子がよかったんですよ。なので、フォローで右傾斜で少し下りの状況だったので、ボールを止めたくて、ベタピンに付けたいってイメージだったんですね。今だと、グリーンの左の上り傾斜にスライスでぶつけてそこでいいと思うような気がします。

深堀プロ:
やっぱり、自分がそれだけ高いところでプレーができていたからこそ、出たミスということですね。

藤田プロ:
優勝できたくらいなんで、ショットの調子は基本よかったと思います。それでミスになってしまって、自分で自分をコントロールする感覚も持っているので、次に引きずらない自信もあったと思いますね。

深堀プロ:
あの当時、ものすごくボールの回転高さが安定していたと思うんですね。良い選手は球のバラつきが少ないから、同じフィールドにいる選手だから他の選手が調子いいなというのがわかりますもんね。

藤田プロ:
そうですよね。

深堀プロ:
それをすごく感じられた時代でした。結果と球筋は整っていました。
<プロフィール>

深堀圭一郎(ふかぼり・けいいちろう)。1968年10月9日生まれ。東京都出身。1992年のプロ転向。2000年、01年の「住建産業オープン広島」では、続けてジャンボこと尾崎将司に競り勝った。03年の「日本オープン」では、最終日に5打差を逆転して優勝し、自身初の日本タイトルを獲得。05年にはシーズン2勝を挙げて、賞金ランキングは自身最上位の3位に入った。現在はシニアツアーに参戦中。

藤田寛之(藤田・ひろゆき)。1969年6月16日生まれ。福岡県出身。少年時代は野球に打ち込んでいたが、父親の影響でゴルフに出会うと高校時代に頭角を現した。92年にプロ転向し、97年のサントリーオープンで初優勝。年齢を重ねるごとに成績を上げ、2012年は日本シリーズJTカップ3連覇を含む、年間4勝を挙げて初の賞金王に輝いた。2019年には史上6人目となる生涯獲得賞金15億円に到達している。20-21シーズンはショットの不調もあり23年間保持していたシード権を喪失。22シーズンはシード復帰を目指す。
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