ゴルフスイングは基本が大事!正しい動きをマスターして上手くなろう

Gridge(グリッジ)

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昨今、プロゴルファーからアマチュアゴルファーまで、いろいろな人がSNSなどでスイング動画をアップしています。
多くのゴルファーは、その中に、自分の悩みを解決してくれる答えを探し、自分に合うスイングはこれだ、悩みを解決するのはこれだと、研究に余念がありません。
けれど、スイングが迷子になってしまった人、また、これからゴルフを始めるという人は、いま一度、ゴルフスイングの基本をチェックしてみてはいかがでしょうか。
いまさら基本、と思うかもしれませんが、その基本が意外とできていないことで、調子を崩しているという可能性もあるのです。
初心者の方は、初めに基本を覚えておくことで、癖のない、きれいなスイングを身に付けることができますよ。
※記事中の表記は右打ちの人を前提にしています。

アドレス

スイングをする前に、ボールを打つ構えに入ります。これが、アドレスです。
アドレスは、ただ前傾してクラブを構えるだけではありません。
方向性や当たりなど、良いスイングができるか否かはアドレスで8割決まると言われるほど、ゴルフスイングにおいて、とても大切なものなのです。
まず、膝を伸ばしたまま、腰から前傾しましょう。この時、腕は力を抜いて、だらんとしておきます。背筋は曲がらないよう、真っすぐに保つ意識です。
しっかりと前傾したら、力を抜いて自然に下がっている手の位置で、クラブを握ります。
前傾角度はどれくらいかと質問が出ますが、クラブを握って横から見た時、クラブと背筋が90度くらいの角度になっていると良いです。
最後に伸ばしたままの膝の力をふっと抜くと、自然と緩やかに曲がります。使用するクラブによってシャフトの長短がありますので、前傾角度が浅くなることもありますが、このアドレスを基本として身に付けていきましょう。

バックスイング(テークバック)

アドレスを取ったら、バックスイング(テークバック)で、クラブをトップまで持っていきます。
トップを意識してバックスイングは気にしないという人もいますが、ただクラブを上げるだけとしてしまうと、クラブの構造上、フェースが開いてしまうことが多くあります。
そのままスイングを続けて開いたフェースのままインパクトを迎えると、ボールは右方向へ飛び出すミスショットとなります。
バックスイングでは、手が腰の位置にくるくらいまでは、フェースがボールを見続けるようなイメージで、フェースを開かないことを意識しましょう。
いままで無意識にフェースを開いていた人は、フェースが閉じ過ぎているように感じるかもしれませんが、少し閉じ気味に感じるくらいが正解です。
フェースの開き具合を意識して、しっかりと腕を振り上げていきましょう。

トップ

バックスイングからダウンスイングへ切り替わるまでの間、クラブを握った手の位置が一番高くなる形を、トップと言います。これは、トップオブスイングや、トップポジションという言葉を略したものです。
トップの位置は、ゴルファー自身の身長の高さ、腕の長さ、身体の柔らかさなどの要因により変わってきます。
そのため、自分にとって安定した、最適なトップの位置を練習の中で見つけることが大切なのです。
理想は、アドレス時とトップ時の肩が、90度回転していること。そして、左腕と左手の甲に角度がつかず、一直線であること。
左手の甲が甲側、または手のひら側に折れた状態でトップを作ってしまうと、結果的に大きなスライスボールやフックボールが生まれ、曲がりの小さいボールを打つことが難しくなります。
トップはスイングの中では一瞬の動きですが、しっかりと理想の形にできるようにしていきましょう。

切り返し

トップからダウンスイングに移行する動きを切り返しと言います。
切り返しも一瞬ですが、トップで溜めたパワーを上手く伝えられるかどうかを左右する重要な動きです。
この動きが上手くいくと、ちょうど良い“間”とタメができますので、リズムを一定に保つことができます。そうすると、どの状況でどのクラブを握っても、安定したショットを打つことができるでしょう。
切り返しは、下半身主導で行います。トップの位置に手を残したまま、腰が先行して左回転を始めるイメージです。
上半身が右に残って下半身が左を向くことで、捻転差が生まれ、ボールを遠くへ飛ばすことができます。

ダウンスイング

ダウンスイングとは、切り返しからインパクト直前までの動きのことで、クラブの向きなどにより、ボールの飛距離や弾道に直接影響を与える動きのことです。
切り返しで、上半身と下半身の捻転差を作るため、下半身を左方向へ回転させる動きを取りましたが、その動きにより、軸がぶれてしまう人が見受けられます。
ダウンスイングは、軸がぶれないように意識しながら、クラブヘッドの重みを手のひらで感じ、そのままインパクトを迎えるイメージで行うとスムーズです。
クラブヘッドの重みを感じられないくらい腕にガチガチに力を入れてしまったり、ヘッドスピードを上げようと速く振ってしまうと、リズムが崩れ、これもフェースの開き具合に影響を与えてしまうので注意しましょう。
また、ダウンスイングで、前傾が崩れてしまう人も少なくありません。インパクトの前に起き上がってしまうと、その分クラブとボールの距離が離れてしまい、ボールの頭を叩いてしまうトップのミスにつながってしまいます。

インパクト

インパクトとは、クラブフェースとボールが当たる瞬間のことです。
クラブフェースには、「スイートスポット」と呼ばれる“芯”の部分があり、インパクトでいかにそこでボールをとらえられるかで、飛距離が大きく変わります。
クラブヘッドは、飛球線よりも内側(インサイド)からボールに向かい、ボールをとらえたあと、また、インサイドに抜けていくというのが、正しい動きです。
トップで右足にかかっていた体重は、インパクトの段階では7〜8割、左足に移動していることが理想的。
初心者の多くが、インパクトでボールの行方を気にして、顔を目標方向に上げてしまいます。これをヘッドアップと呼び、頭が動くことで身体が起き上がり、インパクトがずれてしまい、ミスショットにつながる悪い動きとされています。
最後まで頭を上げないよう、ボールがあった場所をしっかりと見続けることを意識しましょう。

フォロースルー

インパクトから、最後のフィニッシュまでの動きが、フォロースルーです。
フォロースルーでは、インパクトで7〜8割左足に乗っていた体重が、ほとんど乗るような形となります。
インパクト直後はまだボールを見続けていたいため、それが実際にできていれば、フォロースルーでは、左肩が後ろに、右肩があごの下に入る動きとなるはずです。
ここでのポイントは、腕が身体に巻きつかないように、両腕を伸ばすこと。
右腕を曲げずに伸ばし、インパクトで伸びた左腕は脇が開かないようにフォロースルーの後半で左ひじをたたんでいくと、きれいなフォロースルーからフィニッシュへと向かうことができます。
ボールを押すようにインパクトからフォロースルーへとクラブヘッドを動かすことができれば、フェースにボールが乗って、飛距離を伸ばすことができます。
インパクトで安心せず、しっかりとボールを運んでいきましょう。

フィニッシュ

フィニッシュの形が上手く取れると、そのショットは、正しいスイングができたという評価につながります。
アドレスの取り方から、グリップの握り方、スイング軌道に至るまで、きれいなフィニッシュを取るためのものと言っても過言ではありません。
●左足にすべての体重が乗っていて、右足は後ろから見た時に足の裏全体が見えるくらい、つま先立ちになっている。
●身体が十分回転し、身体が目標方向に向いている。
この2点が、きれいなフィニッシュの要件となります。
右足に体重が残ったままでいたり、つま先やかかとに体重が移動し過ぎていると、ふらついてしまい、きれいなフィニッシュを取ることができません。

正しいスイング軌道を理解する

ボールを真っすぐ飛ばすためには、正しいスイング軌道でクラブヘッドを振り抜く必要があります。
基本のインパクトの中でもお伝えしましたが、正しいスイング軌道、それは、クラブのヘッドが内側から入ってきて、最後も内側へ抜けていく、インサイドインと呼ばれる軌道になります。
正しいスイング軌道を身に付けるには、両足を揃えてボールを打つ練習方法がおすすめです。
この練習方法では、最初から最後まで、左手を伸ばしてスイングすることが重要となります。
慣れるまでは、上手くスイングできないかもしれません。しかし、左腕リードのスイングに慣れると、クラブヘッドの芯でボールをとらえる感覚を体感できますよ。

手打ちではなく身体で打つ

スイングは、身体と手が同調して行われることが理想的であり、同調していないスイングのことを「手打ち」と呼びます。
具体的には、体重移動をせずに、手や腕の力で、クラブを振り回すスイングです。
例えば野球でボールを投げる時に、右利きの人の場合、右足に体重を乗せて、腕を引いてから、左足に体重移動を行い、腕を振り抜きます。
ゴルフもこれと同じで、体重移動なしには、飛距離の出るボールを打つことはできません。
グリップが常に体の正面にあることを意識し、両肩とグリップの三角形を崩さないようにスイングすると、自然と身体と手が同調する感覚がわかるようになります。

ビジネスゾーンを意識する

フルスイングではなく、腰から腰の幅で、ハーフショットスイングをしてみましょう。
この幅は、インパクトでクラブヘッドが通る動きに当たり、「ビジネスゾーン」と呼ばれます。
フルスイングに比べて小さな幅ですが、ここの動きをしっかりとできれば、軌道が安定し、一定のリズムで振ることができ、スイングの再現性が増すというメリットがあります。
軌道とリズムが安定すれば、無駄のないスイングが身に付き、クラブのスイートスポットでボールをとらえられ、必然的に飛距離が伸びます。
基本のスイングを習得するために、まずはビジネスゾーンの動きを身に付けていきましょう。
このハーフショットのスイングでは、特に前段で触れた腕と身体の同調を意識して練習してみてください。

ボールにクラブヘッドが当たる瞬間を見届けよう

自分のボールがどこに飛んでいくのか、とても気になりますよね。その気持ちから、インパクトより前に、顔を上げて目標方向を見てしまう(ヘッドアップする)という人が初心者には少なくありません。
しかし、顔を上げることで身体が起き上がり、必然的にグリップも持ち上がるためクラブヘッドの軌道がずれて、アドレスで構えた位置よりも高いところでボールを打つことになります。
すると、トップしたり、ひどい時には空振りなんてことも。
スイング時は、必ずボールにクラブヘッドが当たる瞬間を見届けてから、顔を上げるようにしましょう。
インパクトで、下半身はすでに左を向いていますが、頭は最後まで残します。
最初のうちは不安かもしれませんが、慣れればボールを見失うこともありません。

ボールの位置はクラブごとに違う

ゴルフクラブは、番手ごとにシャフトの長さが違います。
どの番手でも、グリップを同じ位置でアドレスすると、ヘッドの位置は、短いシャフトのクラブほど右側になることがわかります。
それぞれのクラブに違いがあるのに、すべての番手で、ボールの位置を真ん中あるいは左足寄りなど、同じ場所でアドレスを取ってしまう人がいます。
そうなると、ボールの位置が合っていないクラブでは、ミスショットが生まれやすくなるのです。
グリップの位置は左股関節の前付近で一定になるようにしましょう。
すると、それぞれのクラブによって、ヘッドが来る位置が変わることがわかると思います。
具体的には、ドライバーの時に左足のかかとの前あたりにあり、そこからクラブが短くなるにつれてヘッドの位置が右手前に移動します。
そのヘッドの位置に応じてボールを置く場所を決めましょう。
必ず同じ位置でグリップすることを心がけることで、ボールをどこに置くと良いのか自然とわかるようになるでしょう。

ミスショットの原因

よく見られるミスショットに、ダフリとトップがあります。
ダフリは、ボールの手前の地面を叩いてしまい、飛距離をロスするミスのことです。
極端なV字のスイング軌道や、アウトサイドインのスイング、すくい打ちのスイング、体重移動の不足などを原因として起こります。
トップは、ボールの上部を打ってしまい、ボールが低く出るミスのことです。原因は、すくい打ち、ダウンスイングで右足に体重が残る、上半身が伸び上がる、ヘッドアップなどです。
いずれのミスも、どれを原因としていても、基本のスイングから外れたことで起こります。これらのミスが出始めた時は、基本に立ち返り、自分のスイングを見直してみると良いでしょう。

まとめ

自分のゴルフスイングに悩んでいる人や、これからゴルフを始める初心者の方こそ、正しいゴルフスイングはどんなものか、学んでいくことが大切です。
ゴルフは、アドレスからフィニッシュまでの動きを細分化すると、いろいろな注意点がたくさんで、大変と思うかもしれません。
けれど、基本がなければ、応用もできません。初心者はまず基本を身に付けることで、変なクセが付きにくくなります。
正しいスイングを身に付けて、最短での上達を目指しましょう!
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著者プロフィール

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『ゴルフの楽しさをすべての人に』をコンセプトにしたゴルフ情報サイト。 ビギナーゴルファーにも読みやすいマナーやルールの記事や女性ゴルファーに向けたレッスン記事など幅広い情報を発信中。

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