人気トレーニング機器「オレンジウィップ」のウエッジとパターを試打!
今回は「オレンジウィップ」のウエッジ&パター。実際にヘッドが装着されているタイプで、グリップエンドには「オレンジウィップ」の特徴であるカウンターバランスに設計するためのボール型の重量物が装着されている。そのため、単なるスイング矯正機器とは違い、リズム・バランスの良いスイングを実感できるトレーニング機器という側面もある。
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『オレンジウィップ ウエッジ』(35.5インチ/765g)
『オレンジウィップ ウエッジ』を活用して「振り子スイング」を修正していくには、『オレンジウィップ』の特徴である「クラブの中心にバランスがある」ということを意識して、「バランスポイント」と「グリップエンド」をリンクさせながらクラブを動かすことが重要です。これによって、ヘッドが暴れるクラブの使い方が抑制されます。
もうひとつの使い方として、ウエッジによるアプローチショットなどは、ハンドファーストを意識するなどと言われますよね。
この時も「クラブの中心にバランスがある」という「バランスポイント」と「グリップエンド」をリンクさせます。テイクバックでは「バランスポイント」と「グリップエンド」をリンクさせながらクラブ全体を動かして持ち上げ、ダウンスイングではテイクバックでできたコックを維持しながら「グリップエンド」を飛球線方向に動かす(スイング)することで、ハンドファーストでのインパクトを迎えることができます。
「クラブの中心にバランスがある」を意識しながら、撓る『オレンジウィップ』を撓らせないように使用することがポイントです。
『オレンジウィップ パター』(34.5インチ/832g)
『オレンジウィップ パター』の撓りだけを引き出そうとすると、手元の「グリップエンド」が動かずにボールを突っつくスイングになります。さらに、切り返しでシャフトを撓らせようとすると、ヘッド、「バランスポイント」、そして「グリップエンド」が同調しないパッティングストロークになります。
ヘッド、「バランスポイント」、「グリップエンド」の3点が同調したパッティングストロークの中でシャフトの撓りが入ることで、インパクトでのロフトも適正になり、ボールへのエネルギー伝達効率も上昇します。結果、パッティングにおけるボールの転がりの強さ、直進性の向上に繋がります。
実はアマチュアゴルファーの中には、パッティングで手元が流れてエネルギーをボールに上手く伝えきれないゴルファーは多いんです。そのようなゴルファーは、『オレンジウィップ パター』のグリップ下あたりに撓りを作るイメージでストロークすると、ヘッド、「バランスポイント」、「グリップエンド」が同調して、ボールに強さと直進性を与えられるパッティングストロークを身に付けることができると思います。
【永井延宏プロ】
1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞。
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