チョコレートでおいしく健康に!
近年チョコレートやココアなどに含まれるカカオは「カカオポリフェノール」が豊富に含まれ、動脈硬化予防をはじめとするさまざまな健康効果があることが分かっています。
ポリフェノールには、いくつかの種類があり、赤ワインやブルーベリーに含まれる「アントシアニン」、緑茶に含まれる「カテキン」、大豆に含まれる「イソフラボン」をはじめとして数多くの種類がありますが、カカオポリフェノールはチョコレートやココアといったおやつとしてでいつでも気軽に摂取することができるため、注目されています。
また、カカオにはポリフェノール以外に食物繊維やミネラル、たんぱく質なども豊富に含まれており、普段の食事だけでは不足しがちな栄養素をあわせて取ることができます。
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カカオの主な栄養成分とは
・カカオポリフェノール
チョコレートなどの原料である、カカオ豆に含まれる成分です。ポリフェノールは、活性酸素を抑える抗酸化物質の1種です。毎日継続して摂取することがポイントです。
活性酸素とは?
・カカオプロテイン
カカオに含まれるたんぱく質のこと。たんぱく質は、炭水化物・脂質と並んで三大栄養素の一つであり、筋肉や肌を作り出すものとして体に欠かせない栄養素です。さらには体を整えるホルモンの生成、生活する上でのエネルギーを作り出す役割を担います。
・テオブロミン
テオブロミンはカフェインと同じような働きをします。集中力を高めたり、気持ちを落ち着かせたりする効果を持っています。また、気管支拡張、利尿、興奮作用があります。
・リグニン
不溶性食物繊維の一つです。水に溶けない成分のため、体を通りながら腸の動きをサポートします。また、腸内細菌を増やす効果もあるので、腸内の環境を整える効果もあります。
1日25g程度の高カカオチョコレートが◎
カカオ含有量が35〜40%のミルクチョコレートで、同じような効果を得ようと思うと摂取する量を増やさなくてはなりません。
ミルクチョコレートはダークチョコレートに比べて砂糖や油脂が多いため、たくさん食べるとカロリーオーバーになってしまい、太りやすくなってしまいます。
また、カカオを含まないホワイトチョコレートにはカカオポリフェノールは当然のことながらほとんど含まれません。
仕事中の疲れやイライラなどを軽減する意味でも、適切なタイミングでチョコレートを摂取するのは非常にお薦めです。
おいしそうなチョコレートを前に気分が高揚したり、温かいココアでほっと安らぎを感じたりするのも、チョコレートやココアがもたらしてくれる大切な作用のひとつです。
[文:銀座血液検査ラボ -ketsuken-]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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