2019年に初の賞金シードを獲得し上り調子の大西葵（26）。今年1月にはインスタグラムで男子プロの伊藤有志（26）と結婚したことを報告した。2ショットを掲載した投稿には選手やファンから祝福の声が相次いだ。私生活の充実と共に、念願の初優勝を目指す大西葵から、アプローチを「より簡単に寄せる3つのコツ」をレッスンしてもらった。2つ目のコツは「グリップエンドを上げながら打つ」。その理由やポイント、どんなミス対策に有効なのかを解説する。

★大西葵（おおにし あおい） プロフィール／1994年7月13日生まれ、千葉県出身。9歳から競技を始め、2014年のプロテストに合格した。プロ入り後からパットに苦しんできたが19年にパターグリップを左腕にくっつけ一体化させるアームロック式の握り方を取り入れ復調、同年に初の賞金シード入りを果たした。藤田光里と親交が深い。兄は青木瀬令奈のコーチ兼キャディを務める大西翔太氏。21年1月に男子プロゴルファー伊藤有志との結婚を発表した。

女子プロゴルファーの大西葵です。今日は簡単な場面のアプローチを「より簡単に寄せる3つのコツ」をご紹介したいと思うので、是非参考にしてみてください。

1つ目のコツは「ハンドアップで構える」でした。

さて、2つ目のコツは「グリップエンドを上げていきながら打つ」ことです。これはなんで？と思われる方も結構いると思うんです。無意識にスイングしているとわからないかもですけど、（良いスイングでは）グリップエンドが先に上がっています。

しかし実際のところは、グリップエンドより先にヘッドが上がってしまっている人が多く、これが「チャックリ」の原因にもなっています。

グリップエンドを上げていきながら打つコツとしては、左手1本で持って上げていくようなイメージで打っています。

ポイントは引っ張り合う感じですね。グリップより先にヘッドがいかないように、これが出来れば「チャックリ」は無くなります。

オススメの練習法は、左手1本の素振りです。トンってヘッドを置いてボールを上げていくようなイメージ、これが一番引っ張り合う感じがわかりやすいと思います。