【サーフィン】「レールが入ってないって」どういうことだ?(3) シリーズ「おいらはサーファーの味方」

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【Kaito Ohhashi photo by Ryo Ri】

さて、これまでサーフィンのレールにまつわる独断と偏見に満ちた自論を展開してきました。
『レールが入っている、入っていない』というこのテーマは、しっかりしたターンができているか否かということですね。しっかりしたターンができればレールは波のフェイスに入って深い航跡が残るから「うんレールが入っているな」ということになる。
ターンのときレールは自然に入るんだから、レールを意識して入れる必要はない。だから『もっとレールを入れろ』というアドバイスはなんか変じゃないかな?と『レールが入ってないってどういうことだ?』の1と2で説明してきたわけです。

これをバイクで例えると、コーナーリング(ターン)しているときにライダーはハンドルを切ろう(レールを入れよう)とはしないのと同じです。ではターンを成功させるためには何が必要か?その答えはスピードだと言いました。
バイクと同じで、サーフィンもスピードがあればターンのときに遠心力が働き、重力とのバランスによってレールは自然と波のフェイスに入っていくからです。

ここまでは総論というか一般論としてレールについての説明をしました。ここから少し各論に入っていきましょう。
というのも一般論には必ず例外があるからです。あてはまらないケースが起こるんです。波に乗った。加速もした。でもターンができない。自然にレールが入るっていったのに入らないぞ。というお悩みのサーファーがいます。いるんですね。自然にレールが入らないというケース。否定できません。

良いターンは1日にして成らず。サーフボードを加速させ、ボディアクションによって重心を移動させると遠心力がサーフボードに伝わりレールが波のフェイスに入る。正しいスタンスと前足荷重が基本。 【Kaito Ohhasi photo by Ryo Ri】

例に挙げたバイクは、しっかりと加速できれば自然にコーナーリング(ターン)ができます。しかしサーフィンの場合は、加速ができてもターンが上手くいかないことが起きるんです。
ショートボーダーにもいますが、とくにロングボーダーにその症状の人が多いんです。波にも乗れた加速もした。でもターンができない。海の中でそういう症状で悩んでいるサーファーは見てすぐに判ります。波に乗っているときに奇妙なフラダンスをやっているようなボディアクションをしています。
本人の気持ちとしてはターンをしたいのだけど、サーフボードがサーファーの意に反して真っ直ぐ行ってしまうから、なんとかしようとぎくしゃく踊っているように見えてしまうんです。これをフラダンス症候群と僕は密かに呼んでいます。

この原因はスタンスにあります。サーフボードに立つ位置が正しくないことが原因で起こるのです。バイクはライダーの乗る位置がシートやステップで決まっていますからこの症状は起きませんが、サーフィンの場合はバイクのようなステップもシートも在りませんから、立つ位置がはっきりしない。
つまり間違ったスタンスでサーフボードに立ち波に乗っている場合があるのです。この症状の原因と改善については次の4でご説明させていただきます。

執筆:李リョウ
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