「タイトリスト VG3 ドライバー」は、2017年12月『飛距離は、速さだ』というキャッチコピーで一新され、クラウン部が「チーターテクノロジー」と呼ばれる穴だらけの設計で、軽量化を図ったドライバー。発売から半年以上経ったいまなお、その「打ち出しがヤバい」と話すユーザーもいますが、実際のところはどうなのでしょうか？ ヘッドスピード（以下HS）の異なる有識者3人が試打し、評価してもらいました。

(1)HS40m/s未満の女子プロ 西川みさと　(2)HS40m/s台のクラブフィッター 筒康博　(3)HS50m/s以上のYou Tuber 万振りマン??

3人の試打を比較掲載する企画【三者三様】の中から…今回は、本シリーズの紅一点！美しいスイングを武器に女子ツアーで人気を集めた技巧派プロ“西川みさと”編をピックアップいたしました。

打感はやや硬さを感じられる部分があり、ヘッドの芯をしっかり感じることができます。

やわらかさもあるので、球離れが速すぎず、ボールをぐにゃっと押していける感じを受けました。“打ってる感”がしっかりあります。出球も速いのでランが出て飛距離を稼いでくれる印象です。

見た目は、ややヘッドの後方が大きく、ボッテリ感があるので苦手でしたが、何球か打てば慣れる範囲の大きさかな。全体的な印象としては、意外と振りやすかったというのが率直な感想です。

大きさと打感の印象からか、非力な女性ゴルファーにはちょっとハード…。HS40以下の男性にピッタリくるモデルではないかと思います。

■西川みさと（41）
HS40未満の技巧派プロ。1988年「日本女子学生選手権」優勝。2002年にプロ転向後、美しいスイングを武器にレギュラーツアーで活躍。身長159cm。