走りで“感じる”ポイントは3つだけ 青山剛の体幹スイッチ・ランニング(8)

青山剛

【Getty Images】

第8回:考えて走るからフォームが崩れる!?

 これまで「正しく走れるようになる手順=3S」として、走る前のストレッチ、そしてスイッチを幾つか紹介してきました。それは「いかに脚を節約できるか」を考え、体幹主導のランニングを目指すメソッドで、走る前の準備がとても大切だとお話ししてきました。

 さて、今回からは、そのストレッチ、スイッチ後のメインであるランニングです。

 私は走る前のストレッチとスイッチは、その目的や伸ばす部位、刺激する部位をしっかり意識して行うように指導しています。

 しかし、いざ走り始めたら極力考えることをさせず「感じて」走るようにさせています。

 走り始めてから、あれこれフォームのことを考えてしまうと、運動で一番大切なリズムや連動が狂い、結果、ぎこちないフォームになってしまいます。それどころか故障を引き起こす原因にもなりかねません。

 では、何を感じて(=チェックして)走れば良いかを、3つだけ挙げます。

(1)腕が下で後ろに引けているか?
(2)体幹がやや前傾しているか?
(3)足が真下に置けているか?

 基本チェックさせるのは、この3つだけです。

 すべて「いるか?」が大事で「しなさい!」ではありません。

 走る前のストレッチ、スイッチが習慣化さえしてくれば、結果このようなフォームに近づいてくるということです。

 決して「肩甲骨」とか「拇指球(ぼしきゅう)」とか考えさせません。そうすると前述したように様々な弊害が生まれてしまいます。

 また(1)〜(3)はすべてリンクしていますので、まずは(1)のチェックだけからでも始めてみましょう。

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著者プロフィール

青山剛

元プロトライアスリート。大学時にプロ活動を開始し、1999年世界選手権日本代表に選出される。その後トライアスリート中西真知子選手のコーチとなり、指導者としての活動をスタート。同選手を2004年アテネ五輪出場に導く。現在は、ランニング、トライアスロン、クロストレーニングのコーチとして競技者から初心者、子供、タレントまで幅広く指導。著書に『ランニング・コアメソッド』『DVDパーフェクトストレッチ100』など多数。(社)日本トライアスロン連合強化チーム・指導者養成委員 元日本オリンピック委員会・強化コーチ

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