世界で一番の「都市型マラソン」大会 青山剛のNYシティマラソン現地レポート

青山剛

【青山剛】

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 いよいよスタート!

 この大会は、ニューヨークの5の区全てを走ります。スタテンアイランド、ブルックリン、クイーンズ、ブロンクス、マンハッタンと、ランナーにとっては「走ってニューヨークを制覇」をできる最高の観光になります。
 しかし、その区を渡る時は全て橋なので、アップダウンがあるということなので、これがこのマラソン走破のポイントにもなるわけです。

【青山剛】

 序盤多く走ることになるブルックリン。

 鳴りやまない沿道からの応援、そして至る所で行っている「応援ライヴ」で、テンションが上がりやすいので、オーバーペースに注意です。距離表示はホノルルマラソンなどと同じで、マイルは1マイル、キロは5キロごとにあります。

【青山剛】

 10マイル(16キロ)地点くらい。

 この時期のニューヨークの紅葉は本当に綺麗です。私は3回目のニューヨークマラソンでしたが、いつもこの景色に心を打たれます。

 さて、伴走の方とは約束の8マイルで上手く会えず(私のミスで)、電話を取り合いながら10マイルでやっと合流。30分ほど先に8マイル地点に到着していた私は、待ち合わせ場所の看板から少し離れて「ストレッチ」をして待っていたら、相手からの電話が上手く繋がらず、私が先に行ってしまったと思われて、スルーして走っていってしまったそうです。

 見逃した私は、あまりにも来ないその方が心配で、電話してスルーされたことに気づき、慌てて追いかける展開でした。反省です(笑)。

【青山剛】

 地区を渡るための例の橋(こちらはブルックリンからクイーンズ)。

 このマラソンのコース自体、橋以外でも常にゆるやかに起伏が繰り返されていて、結構脚に来るので、前半から中盤はとにかく抑え目のペースがポイントです。

【青山剛】

 約30キロ地点。クイーンズを終え、一度マンハッタンに入り「1番街(1stアベニュー)」を北上し、少しだけブロンクスを走り、最後に「5番街(5stアベニュー)」を南下します。

 そうそう、このマラソンの「エイドステーション」は、水とスポーツドリンク、そしてたまにバナナくらいしかありません。一カ所だけ30キロ過ぎにエナジージェルがありましたが、基本エネルギー系の補給は持参しなければ痛い目にあいます。

【青山剛】

 ラスト10キロほど。

 今回の伴走の方との目標は「楽しく安全に完走」でしたので、昨年に引き続き、レース中にもかかわらず止まって「コーヒータイム」。本当のファンランとはこういう走りです!

【青山剛】

 フィニッシュ地点のセントラルパークに帰ってきました。

 沿道にはこんなにかわいい子どもたちが「ハイタッチ待ち」してくれてます。そして他の大会同様にこの大会も多くのボランティアの方に支えられています。地元の小学生が給水所で一生懸命声を出しコップを渡してくれていますし、救急ステーションで働いてくれているのは、地元のドクターだけではなく、医学生が中心だそうです。
 そして栄光のフィニッシュ!

 前半は少々ハプニングもありましたが、無事に伴走ランを完了。スタートが最終のブロック(午前11時)でしたので、6時間くらいかけて走るとあたりはやや薄暗く、そして気温も落ちてきます。防寒用の銀紙やポンチョももらえますが、心配な方は、預け荷物に着替えをしっかり入れておきましょう。

 長くなりましたが、ニューヨークマラソンレポート、如何でしたでしょうか?

 私は国内外、数々のマラソン大会を走ってきましたが「都市型マラソン」では、間違いなく世界で一番好きな大会、そして一番お勧めな大会ですので、是非今回のレポートを参考に走ってみてくださいね!

 たぶん、私は来年も走ります!!

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著者プロフィール

青山剛

元プロトライアスリート。大学時にプロ活動を開始し、1999年世界選手権日本代表に選出される。その後トライアスリート中西真知子選手のコーチとなり、指導者としての活動をスタート。同選手を2004年アテネ五輪出場に導く。現在は、ランニング、トライアスロン、クロストレーニングのコーチとして競技者から初心者、子供、タレントまで幅広く指導。著書に『ランニング・コアメソッド』『DVDパーフェクトストレッチ100』など多数。(社)日本トライアスロン連合強化チーム・指導者養成委員 元日本オリンピック委員会・強化コーチ

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