ランニングにおすすめの体幹トレーニング 「フォーム崩れと疲労」の悪循環を改善
ランニングは、単純に下半身だけを鍛えればよいというものではありません。特にフルマラソンなど長距離を走る場合、できるだけ足への負担を軽減できる正しいフォーム維持が欠かせないでしょう。そのためには、上半身の強さが重要となります。
では上半身強化のために、いったい何をすれば良いのか。今回ご紹介する“コアトレーニング”は、ぜひともランナーにおすすめしたい練習方法です。トップ選手でも実践している人が多く、私もランニング前を中心にかなり以前から取り入れています。
コアトレーニングで期待できる効果
長く走ると脚が疲れるため、フォームが維持できないという方は多いでしょう。よく見られるのは、腰が曲がってしまうランナーです。しかしランニング時にフォームが崩れると、脚に余計な負担が掛かります。
疲れてしまうためにフォームが崩れる。しかしフォームが崩れると、さらに脚への負担が増してしまう。フルマラソンなどでは終盤で歩いてしまうランナーがいますが、まさにこの悪循環によって「走れなくなった」人々と言えるでしょう。
つまりフォームを維持するということは、速く、長く、楽に走るうえで大切なこと。そのために必要なのが、バランス良く鍛えられた体幹です。体幹を鍛えると、まるでコルセットを巻いているかのように身体の中心部(=コア)が絞められます。骨盤が起きて体重が脚のみならず全身で支えられ、脚に負荷の少ない理想的なフォームが維持できるのです。
今日から始めたいコアトレーニング3選
1)プランク